- 膝が突っ張る感じがして曲げにくい・伸ばしにくい
- 膝が曲げにくい・伸ばしにくい原因
- 膝が曲げにくい・伸ばしにくい場合に考えられる病気
- 検査・診断方法
- 膝が曲げにくい、伸ばしづらい時の治療方法
- 肩の痛みがある方は当院までご相談ください
膝が突っ張る感じがして曲げにくい・伸ばしにくい
床に腰を下ろしたり、階段を上り下りする機会の多い私たち日本人にとって、「膝の曲げにくさ・伸ばしにくさ」は非常につらいものがあります。
原因はさまざまですが、よく見られるのが靭帯損傷や変形性膝関節症などの疾患です。靭帯損傷はプロスポーツ選手の怪我などでしばしば耳にしますが、一般のスポーツ愛好家にも起こり得るものです。
気になる症状がある方は、お早めに当院にご相談ください。
膝が曲げにくい・伸ばしにくい原因
多くは、膝関節自体に問題があります。膝関節は、膝蓋骨と大腿骨、脛骨で構成されており、そのあいだには軟骨が存在しクッションの役割を果たしています。また関節の動きの制御、安定、体重分散といった役割を果たす組織として膝靭帯や半月板なども挙げられます。
膝が曲げにくい・伸ばしにくいという場合には、これら関節の破壊・変形、軟骨の擦り減り、靭帯や半月板の損傷などの問題が起こっている可能性を考える必要があります。
膝が曲げにくい・伸ばしにくい場合に考えられる病気
具体的には、以下のような疾患を疑い、検査・診断します。
半月板損傷
膝に体重をのせた状態で膝をひねったり、衝撃を受けることで半月板が損傷した状態です。
膝の曲げ伸ばしの際の痛み、引っかかる感じ、可動域の減少、関節からの異音、不安定感などの症状を伴います。
変形性膝関節症
主に加齢を原因として膝の軟骨が擦り減り、骨と骨がぶつかることで痛みが出る病気です。初期には立ち上がる時や歩き始め、階段の上り下りで痛みを感じますが、進行すると安静時の痛み、可動域の減少、膝に水が溜まるといった症状も現れます。
関節リウマチ
免疫の異常によって関節で炎症が起こり、軟骨が破壊されます。通常、まず手指・手首・足指などの小さな関節で、その後は足首や肩・肘・膝・股関節など大きな関節で、痛み・腫れが左右対称に現れます。
膝蓋大腿関節症
膝に繰り返し負荷をかけることで炎症、軟骨の擦り減りが起こり、可動域の制限やギシギシという異音、引っかかり感などの症状が見られます。また階段の上り下りなどの際には、膝のお皿の周辺で痛みを感じます。
偽痛風
高尿酸血症の人に起こる痛風とよく似た症状を持つ病気です。膝関節にピロリン酸カルシウムという老廃物が蓄積し、炎症および痛み、腫れが引き起こされます。膝に水が溜まることもあります。
検査・診断方法
診察
膝の形、腫れの有無、立ち姿・歩き方、膝の動き方・可動域、痛む位置などを医師が確認します。
いつからどんなふうに痛むか、どんな動作で痛むか、詳しくお聞かせください。
画像検査
骨の状態は主にレントゲン検査で、軟骨・靭帯・半月板の状態は主にCT検査・MRI検査で調べます。
膝が曲げにくい、伸ばしづらい時の治療方法
薬物療法
非ステロイド性抗炎症薬、鎮痛薬、ステロイドなどを用いた薬物療法を行います。
注射療法
関節に直接、ヒアルロン酸やステロイドを注射します。痛みの軽減、膝の機能改善が期待できます。
リハビリテーション
薬物療法、注射療法、あるいは手術などの後、痛みが落ち着いてからは積極的にリハビリテーションを行います。太ももの筋肉を鍛えるトレーニング、柔軟性を取り戻すためのストレッチなどがあります。
手術
保存療法で十分な効果が得られない場合には、靭帯の再建、半月板の修復、人工膝関節置換術、骨切り術などの手術を検討します。
手術が必要になった場合には、提携する高次医療機関へとご紹介します。
膝が曲げにくい、伸ばしにくい時は早期にリハビリ・治療を
膝が曲げにくい、伸ばしにくいという場合には、できるだけ早く整形外科でのリハビリ・治療を受けましょう。過度に安静にしたり、誤った方法で運動をしたりすると、症状が悪化する可能性があります。
膝の機能の低下は「歳のせい」というひと言で片付けられがちですが、実際にはこのページでご紹介したように、さまざまな病気が原因となっています。そして機能を取り戻すためには、その原因に応じたリハビリ・治療が必要になります。
歩けなくなってからでは、リハビリも非常に辛いものとなります。少しでも元気なうちに、少しでも症状が気になったら、ぜひ当院へとご相談ください。