- 足が黒くなった・足先の色が悪い方へ
- その他にもこんな症状はありませんか?
- 下肢閉塞性動脈硬化症/下肢末梢動脈閉塞症の恐れがあります
- 受診の目安と病院で医師に伝えてほしいこと
- 足の色に変化が出てきたら受診を
足が黒くなった・足先の色が悪い方へ
足の皮膚の色が黒くなった、濃い紫色、あるいは青白くなったという場合には、早急な受診が必要です。診断・治療が遅れると、最悪の場合には足を切断せざるを得ない状況に陥る可能性があります。
顔や上半身と比べて、足は自分でも目の行き届きにくい器官です。特に糖尿病などの生活習慣病のある方は、お風呂などで足の感覚、皮膚の色の状態、傷などを毎日チェックするようにしましょう。
その他にもこんな症状はありませんか?
足の色の変色が認められる場合には、ただちに受診が必要です。
特に以下のような症状がある人は、より早急な診断・治療が求められます。

- 足裏の感覚低下
- 足裏に紙が1枚張り付いているような感覚がある
- 足のしびれ、痛み、冷え
- 足の傷がなかなか治らない、ジュクジュクしてきた
- 歩くと足が痛くなるが、しばらく休むとまた歩行を再開できる(間欠跛行)
- 手のしびれ、痛み、感覚低下
下肢閉塞性動脈硬化症/下肢末梢動脈閉塞症の恐れがあります
心臓から全身へと血液を送り届ける「動脈」のうち、下肢の動脈が狭くなったり、詰まったりする病気です。
主に動脈硬化を原因として発症します。足のしびれや皮膚の青白さから始まり、間欠跛行、足の痛み・変色、傷の治りにくさなどの症状が現れます。潰瘍、そして壊疽を起こし、足の切断を余儀なくされるケースも見られます。
その他に考えられる足の皮膚が黒くなる原因
糖尿病足病変
糖尿病になると、手足の皮膚の感覚の低下、創傷治癒力の低下、感染リスクの上昇などが重なります。傷ができるが気づかない→治りにくく感染を起こす→さらに長引き潰瘍を形成するといったことが起こります。そしてそのうち特に足に起こる病変を総じて「糖尿病足病変」と呼びます。
組織が死に壊疽の状態になると、皮膚が黒っぽく変色します。最悪の場合には、足の切断が必要になります。
下肢静脈瘤
下肢の静脈の弁が壊れることで、下肢の血管がボコボコと盛り上がる病気です。ボコボコせず、網目状や蜘蛛の巣状に透けて見えるというケースもあります。
いずれにせよ、静脈の青色~紫色が非常に目立つため、精神的苦痛を受ける人が少なくありません。
それ以外の症状としては、下肢のだるさ、火照り、痛み、かゆみなどが挙げられます。また重症化した場合には、黒っぽい色素沈着を起こしたり、潰瘍を形成したりすることがあります。
足の色に変化が出てきたら受診を
足の皮膚の変色は、たとえ痛み・しびれなどの症状がなく単独であっても、重大な症状と捉えて早急に受診するようにしてください。
原因が下肢閉塞性動脈硬化症・下肢末梢動脈閉塞症、糖尿病足病変にある場合、最悪のケースでは足を切断せざるを得ない状況に陥ります。下肢静脈瘤は命を脅かす病気ではありませんが、多大な精神的苦痛によってひどく辛い想いをされている方が少なくありません。
いずれにせよ、放置していると悪化する一方です。足の色がおかしいなと感じた時には、できるだけ早く当院にご相談ください。