こんな症状があれば今すぐ救急車を呼んでください
手や足のしびれなど、以下のような症状がある場合には、すぐに救急車を呼んでください。脳梗塞、脳出血などが疑われます。

- 手や足のしびれ、動かしづらさ
- 呂律が回らない、言葉が出にくい
- 視野が欠ける、物が二重に見える
- 吐き気、嘔吐
手足にしびれがあるときは何科を受診したらいい?
まず、手足のしびれに加え、呂律が回らない、視野の欠け、吐き気・嘔吐といった症状がある場合には、先述の通り救急外来を受診してください。脳の病気を疑い、救急科および脳神経外科での対応となります。
それ以外のケースにおいては、内科や整形外科、外来での脳外科などが受診先の候補となります。
こんな症状があれば当院までご相談ください

- 手足の脱力感、痛み
- 間欠跛行
- 排尿障害、排便障害
- 皮膚の感覚低下、傷が治りにくい、潰瘍
- 疲労感、むくみ、体重増加、便秘
- その他、糖尿病の診断を受けた・疑いがある方
当院では、内科・整形外科に対応しております。脳疾患が疑われる場合には、速やかに高次医療機関の脳外科へとご紹介いたします。
こんな症状があれば脳外科にご相談ください

- 頭痛
- 言語障害
- 性格の変化
- 集中力の低下
- 平衡感覚の低下
手足のしびれがある場合、脳外科では脳梗塞や脳出血に加え、脳腫瘍の可能性を考えた診療が行われます。
脳梗塞・脳出血はいわゆる脳卒中に分類され、緊急手術が必要になることも多いため、病院の救急外来を受診してください。
手足のしびれの原因と考えられる病気
脳の血管障害
脳梗塞、脳出血などの緊急性の高い病気です。体の片側の麻痺、呂律が回らない・言葉が出にくい、視野の欠け・物が二重に見える、吐き気・嘔吐などの症状を伴います。
脊椎(背骨)の異常
変形性頸椎症
加齢による椎間板の変性や骨棘、靭帯の肥厚などを原因として起こる病気です。首、腰、手足などのしびれや痛み、肩こりといった症状が、体の左右片側または両側に現れます。
頸椎椎間板ヘルニア
椎間板が飛び出して神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」が首で起こる病気です。首や肩、腕、手、あるいは下肢などの痛みやしびれ、こりといった症状を伴います。
後縦靭帯骨化症
背骨の後ろを支える「後縦靱帯」が骨化します。神経が圧迫され、しびれや運動麻痺などの症状を引き起こします。頸椎や胸椎、腰椎のいずれでも発症し得る病気です。
末梢神経(手足の神経)の障害
胸郭出口症候群
頸椎から腕へと続く神経、胸郭出口(鎖骨と肋骨のあいだ)を通ります。ここで神経が圧迫されることで、手・腕のしびれや痛み、脱力感といった症状が引き起こされます。
肘部管症候群
肘部にて、小指側の神経が圧迫される病気です。薬指・小指などの手指にしびれが出ます。悪化すると、指を真っすぐに伸ばすことが困難になります。
手根管症候群
手根管の中を通る正中神経が圧迫されることで、小指以外の手指のしびれ、物を掴む・摘まむ動作の困難といった症状が引き起こされます。手首の繰り返しの曲げ伸ばしを主な原因とします。
内科的疾患(血液検査異常)
糖尿病性神経障害
糖尿病の代表的な合併症です。手や足のしびれ、感覚低下、痛みなどの症状が引き起こされます。放置していると皮膚潰瘍や壊死が生じ、最悪の場合には足の切断を余儀なくされます。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンが不足する病気です。手足のしびれ、筋力低下、倦怠感、むくみ、寒気、体重増加、便秘、無気力などの心身の症状が引き起こされます。
ビタミン欠乏
無理なダイエット、アルコール依存症などによってビタミンB1やB12、葉酸といったビタミンが欠乏すると、しびれをはじめとする神経障害が引き起こされることがあります。
ストレスや自律神経障害、首や肩こりが原因の場合
ストレスに起因する自律神経障害、首・肩こりによる神経の圧迫によって、手足のしびれをきたすことがあります。
手足のしびれがある方に問診でお伺いしたいこと
手足のしびれがある場合には、問診で主に以下のようなことをお尋ねします。
メモなどで症状や状況を記録に残してご持参いただくと、診断に役立ちます。
- いつ始まり、どれくらいの期間続いているか
- 慢性的なしびれか、断続的なしびれか
- しびれの程度の変化はあるか
- 左右の両側に現れるか、片側のみか
- 痛みなど他の症状の有無
- スポーツ、仕事などによる身体の酷使の有無
- 現在の生活習慣について
- 既往歴、家族歴
- 服用中している薬
服用中の薬の確認のため、お薬手帳をお持ちください。