- 関節リウマチとは
- 関節リウマチの初期症状
- 関節リウマチになりやすい人・
性格とは? - 関節リウマチの原因
- 関節リウマチの方が
してはいけない10のこと - 関節リウマチの検査方法
- 関節リウマチの治療方法
- 関節リウマチに対する
リハビリテーション
関節リウマチとは
関節リウマチとは、本来であれば体を守ってくれるはずの免疫が異常をきたすことを原因として、関節の炎症や破壊を引き起こす病気です。
現在、国内には70~90万人の関節リウマチ患者がいると言われています。男性よりも女性に起こりやすい病気です。
関節リウマチの初期症状
関節リウマチでは、関節の炎症に伴う痛み・腫れ・こわばり・発熱といった症状が初期から現れます。進行すると、関節の骨・軟骨が破壊され、脱臼や変形を起こします。
これらの症状は、手指・手首・足指といった比較的小さな関節でまず現れ、その後足首や肩・肘・膝・股関節など大きな関節にも現れるのが一般的です。またほとんどの場合、症状は左右対称に認められます。
朝の手のこわばりが起こるのは関節リウマチだけではありません
関節リウマチによる関節の痛みやこわばりは、朝方に強くなる傾向があります。
中高年の女性の場合、女性ホルモンのバランスの乱れから、朝方の手のこわばりを感じることがあります。多くは心配いりませんが、症状が続く場合には、念のため当院にご相談ください。
関節リウマチに
なりやすい人・性格とは?
原因などから考えると、以下のような人は、そうでない人よりも関節リウマチになりやすいと言えます。
女性
関節リウマチは、明らかに女性に起こりやすい病気です。発症率は、男性の約4倍にものぼります。
女性ホルモンのバランスの乱れなどが影響しているものと考えられます。
30~50代の人
10~60代に幅広く見られる関節リウマチですが、中でも30~50代での発症率が高くなっています。
関節リウマチの家族歴が
ある人
関節リウマチになりやすい体質は、一定の遺伝性が認められます。関節リウマチになった血縁者がいる場合には、発症のリスクが高くなると考えられます。
喫煙している人
喫煙者は、非喫煙者よりも関節リウマチの発症リスクが高くなります。
神経質な人
その他、神経質な人は、発症後に患部をいじるなどして関節リウマチの症状を悪化させることが多いと言われています。
ただ、性格が発症に関与することは基本的にないと考えられます。
関節リウマチの原因
なぜ免疫に異常が起こるのかということについては、未だはっきりしたことが分かっていません。ただ、関節リウマチになりやすい体質については、一定の遺伝性が認められます。
その他、女性ホルモンのバランスの乱れ、喫煙、肥満、ストレスなども、関節リウマチの発症に影響するとの指摘があります。
関節リウマチの方が
してはいけない10のこと
日常生活では以下の10項目に気を付けましょう。
激しい運動
家事や散歩など負荷の軽い運動は基本的に問題ありませんが、激しい運動をすると痛みなどの症状がひどくなります。手先を使う山登りや農作業、園芸も負担になります。
プールでの運動は、膝など関節への負担が少ないため、無理のない範囲であればおすすめです。
関節のアイシング
アイシングは急性の痛みには有効ですが、関節リウマチのような慢性の痛みには不向きであり、症状を悪化させてしまう可能性があります。
衣類やサポーター、お風呂などで温めることで、痛みの軽減が期待できます。
太る
肥満は、特に下肢の関節の負担を大きくします。食事・運動に気をつけながら、適正体重の維持を図りましょう。
長時間の同じ姿勢
デスクワーク、立ち仕事などで長時間同じ姿勢でいると、特定の関節の負担が大きくなり、症状が悪化する恐れがあります。休憩を挟む、関節に負担の少ない姿勢をとるなどして、対策してください。
喫煙
喫煙は、関節リウマチのリスク因子の1つです。できる限り禁煙をしてください。
重い物を持ち上げる・
持ち運ぶ
仕事や家事などで重い物を持つということは、できる限り避けてください。関節への負担が大きくなり、症状が悪化するおそれがあります。
正座
正座は、足首や膝の関節への負荷が大きい姿勢です。座る時は、低くても構いませんので椅子を使うようにしましょう。
和式トイレの使用
しゃがみこむ姿勢は、膝関節や股関節に大きな負荷をかけます。できる限り、洋式トイレを使用するようにしてください。
高さの合っていない
枕の使用
関節リウマチが進行すると、靭帯など周辺の組織が障害されます。高さが合っていない枕を使用していると、首の骨を脱臼してしまうことがあります。
ストレス
ストレスも、関節リウマチのリスク因子の1つです。ストレスを溜めないこと、小まめに解消することが大切です。
関節リウマチの検査方法
関節リウマチが疑われる場合には、血液検査、レントゲン検査、MRI検査、超音波検査などを行い、診断します。
関節リウマチの診断基準
以下の4つの項目について確認し、スコアが一定以上となった場合に、関節リウマチと診断します。
- 症状が認められる関節の数
- 血液検査によるリウマトイド因子(RF)または抗CCP抗体の検査で陽性
- 血液検査によるCRPまたは赤沈値の検査で陽性
- 症状が続いている期間
関節リウマチの治療方法
関節リウマチの発症原因の40%程度を、体質の遺伝が占めていると言われています。遺伝子を変えることはできず、またそれ以外にもさまざまな原因が重なって発症するため、関節リウマチの完治は困難というのが現状です。
ただ、適切な治療により、痛みや腫れなどをコントロールする寛解に至ることは、それほど難しくはありません。
治療では、生活習慣の改善、薬物療法、リハビリテーションなどを行います。
発症後1~2年以内に治療を行えば、関節がひどく変形するようなことはほとんどありません。
一方で、長く放置し、関節の変形がひどくなった場合には、人工関節置換術などの手術が必要になります。
関節リウマチに対する
リハビリテーション
関節リウマチのリハビリテーションでは、こわばりなどがある関節に対して、さまざまなストレッチや筋力トレーニングを行います。痛みやこわばりの悪化を防いだり、ストレスを軽減して免疫力を高めたりといった効果が期待できます。
当院では、楽しめる、続けやすいリハビリメニューを多数ご用意し、患者さんお一人おひとりにあったプランを提案しております。十分なご理解・ご納得の上でリハビリを受けていただけますので、どうぞ安心してご相談ください。