疲労感が抜けない・疲れやすい

疲労感が抜けない、
疲れやすい…

疲労感が抜けない、疲れやすい…長時間仕事を頑張った日、スポーツに打ち込んだ日、あるいは何か特別なイベントがあった日など、私たちは疲労を感じ、ゆっくり休む時間を必要とします。
通常であれば、十分な睡眠をとれば、筋肉痛などは別としてだいたいの疲れは取れ、翌日にはまた、問題なく日常生活に戻れます。
しかし、しっかりと休息や睡眠をとっているのに疲れが取れない、そもそもそれほど疲れることをしていないのに疲れた気がする、少しの負担で大きな疲れを感じるといった場合には、何らかの病気が背景に隠れていることがあります。
「もう歳だから」「運動不足だから」といった理由もあるかもしれませんが、病気を早期発見できるよう、そして何よりこれからも仕事やスポーツ、趣味などに打ち込めるよう、気になった時には一度当院にご相談ください。

疲労感が抜けないのは
病気のサインかも

疲労感が抜けないのは病気のサインかも「疲れたので休みたい」という思考を、私たちは当然のように持ちます。ただ、これは厳密には心身の疲れからくる、SOSのサインです。そのサインに応えてしっかりと休息・睡眠をとったのに疲労感が抜けないのであれば、単なる疲れではなく、病気の可能性を疑う必要があります。
一方、私たちが社会生活を送る中で、「疲れたけれど休めない」というケースは往々にしてあります。そしてそのような環境の中で頑張る内に、SOSのサインが届きにくくなることがあります。努力や頑張りは尊いものですが、健康を守るためにはご自身の身体の声にも耳を傾けることが大切になります。
特にまわりの人から「疲れているんじゃない?」と言われた時には、自分で大丈夫だと思っても、念のために当院までご相談くださいますようお願いします。

疲労感や疲れやすさの原因

疲労感や疲れやすさの原因には、以下のようなものがあります。
以下のような原因がない・排除しても疲労感・疲れやすさが改善しないという場合には、受診をされることをおすすめします。

生活習慣が原因の場合

もっとも多いのが、生活習慣の乱れを原因とするケースです。

睡眠不足

疲れを感じる人が、もっとも気をつけるのが睡眠と言えるでしょう。
しかし、仕事の忙しさ、深夜までのスマホ・ゲームでの遊びなどで、寝不足になっている人は少なくありません。
仕事やスポーツで十分なパフォーマンスが発揮できないばかりか、心が不安定になってイライラするために人間関係が悪化するということもあります。

運動不足

忙しい人が後回しにしてしまいがちなのが、運動です。仕事、家事、休息などと比べると、一般的に運動は優先順位が低くなります。
運動不足は、新陳代謝や筋力低下、血行不良などを招き、疲労感や疲れやすさの原因となります。

食生活の乱れ

食生活の乱れ、栄養の不足は当然ながら、疲労感や疲れやすさの原因となります。
エネルギー源となる糖質、筋肉・細胞を作るたんぱく質、糖質・脂質をエネルギーに変換するビタミンB群、酸素を運ぶ鉄分などを中心に、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。

ストレスなどが原因の場合

ストレスは自律神経のバランスを乱すため、新陳代謝や血流の悪化を招き、疲労感・疲れやすさの原因となります。
過度なストレス状態が続きうつ病を発症すると、身体がSOSのサインとして休息・休養を強く求めます。

疲労感や疲れやすさから
考えられる病気

疲労感、疲れやすさの原因となる代表的な病気をご紹介します。

心不全

狭心症や心筋梗塞、高血圧症、心臓弁膜症、心筋症などを原因として、心臓のポンプ機能が低下した状態を指します。動悸や息切れ、疲れやすさ、足のむくみなどの症状を伴います。放置していると命の危険もある状態ですので、早急な診断・治療が必要です。

肺高血圧症

心臓から肺へと血液を送り出す肺動脈で高血圧が認められる病気です。心臓とともに肺の機能が低下することで、息切れや疲労感・倦怠感、足のむくみといった症状が引き起こされます。失神や喀血が起こることもあります。

慢性疲労症候群

なかなか抜けない疲労感、微熱、脱力感、頭痛、思考低下、うつ状態などの症状によって日常生活に支障をきたしている状態が半年以上続いている状態です。睡眠の質の低下により、さらなる疲労感が溜まります。

風邪・インフルエンザ

発熱、頭痛、鼻水、のどの痛み、咳、倦怠感・疲労感、筋肉痛・関節痛などさまざまな症状を伴います。風邪・インフルエンザが治れば疲労感や疲れやすさも解消します。

糖尿病

よく知られた症状に疲れやすさや倦怠感があります。ただ、もともと症状の乏しい病気であるため、何となくしんどい、というまま放置してしまうケースが少なくありません。健康診断などで高血糖を指摘された場合はもちろんですが、疲れやすさ・倦怠感が続く場合も当院にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群

肥満などを原因として、睡眠中に無呼吸状態・いびきを繰り返す病気です。身体が酸素不足になるため、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。また睡眠の質が低下することで、日中に強い眠気や疲労感・疲れやすさなどが引き起こされます。

甲状腺機能異常

甲状腺ホルモンの過剰な分泌、あるいは減少によって、疲労感、倦怠感、集中力の低下、うつ状態、イライラ、体重減少/増加、多汗/皮膚の乾燥、暑がり/寒がりといったさまざまな心身の症状が引き起こされます。

疲労感が抜けない、
疲れやすい時は
病院に行った方がいい?

「疲れ」は誰もが感じる症状です。それゆえに、受診をするかどうか、迷うという方は少なくありません。病気の症状としても現れるということを理解し、以下に1つでも該当する場合には、お早めに当院にご相談ください。

こういった症状がある場合は病院へ相談を

こういった症状がある場合は病院へ相談を
  • しっかり休息・睡眠をとっているのに疲れが取れない
  • 仕事などでケアレスミスが増えた
  • ちょっとしたことでイライラしてしまう
  • 休みの日も遊ぶ気力が湧かない、昼過ぎまで寝ている
  • 「疲れてない?」とまわりの人に指摘された
  • 発熱、顔色の悪さ、排尿・排便障害などの症状がある
  • 動悸、むくみ、息切れ、咳・痰などの症状がある
  • 不眠、意欲低下などの症状がある
  • 原因の分からない体重増加、体重減少があった

疲労感や疲れやすさを
感じた時の対処法

まずは休息・睡眠をとること

まずは休息・睡眠をとることまずは休息・睡眠を十分に確保しましょう。寝室の環境を整える、ゆっくりと湯船に浸かる、お風呂からあがってストレッチをする、夕食後は音楽を聴くなどしてリラックスするといった方法で、質の良い睡眠をとることも大切です。
また就寝前は、スマホなどの視聴、アルコール・カフェインの摂取は控えましょう。

食生活の改善

疲れている時は食事をするのもおっくうに感じることがあります。自炊ができれば理想ですが、レトルト食品などになってしまうのであれば、外食の方が良いこともあります。
三大栄養素に加えて、ビタミン、ミネラルなどもしっかりと摂るようにしましょう。特に赤身肉や豚肉に豊富に含まれるビタミンB1は、疲労の回復を促進してくれます。

ストレスの軽減

ストレスの軽減ストレスは小まめに解消しましょう。スポーツや旅行、映画鑑賞、友人との会食など何でも構いませんが、リフレッシュのための自分なりの趣味を見つけておきましょう。
入浴や散歩など、毎日どこかでストレスを解消できる習慣を身につけておくのもおすすめです。

規則正しい生活リズム

不規則な生活リズムは、ストレスや睡眠不足と同様に自律神経のバランスを乱します。毎日十分に睡眠をとり、休日に寝だめをするといったことはないようにしましょう。

気になる症状がある、
疲労感が続く場合は
早めに病院へ

疲労感や疲れやすさが続いている、それ以外にも何らかの心身の不調がある、上記のような対処法を試してみたけれど解消しないといった場合には、早めに医療機関を受診しましょう。さまざまな病気が原因となるため、まずは内科を受診することをおすすめします。
症状によっては、心療内科や精神科が適していることもあります。